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2024.07.30

起業人材の育成・支援と、若者世代の思考分析・研究を通じて、地方課題解決を推進する新たな附置研究機関を設立

東北芸術工科大学(山形市上桜田/学長 中山ダイスケ)はこの度、多機能型の附置研究機関「イノベーション&コミュニケーション研究所(略称 IC Lab.(アイシーラボ)」(以下、本研究所)を創設しました。

研究所の機能

イノベーション人材育成機能

本学はこれまでも、建築家、デザイナーなどクリエイティブ業界に多くの起業家を輩出してきました。今後は、人口減少が進む地方において、事業を通じて地方固有の課題解決策を図り、収益性を担保しつつ地域に対する持続的な価値提供を目指す起業家育成を本格化させます。

本研究所は大学において、起業家精神の醸成、ビジネスプランの構想力などのプログラム開発・提供を担います。7月には学内初となる全学生を対象としたビジネスプラン・コンテストを実施し、9月からは本研究所のフェロー(学外専門家)による起業家精神を学ぶための授業もスタートします。

シンクタンク機能

本研究所では、Z世代、α世代※の動態調査・研究を行います。そこには大きく二つの目的があり、一つは、本学が“最も学生のことを知る大学”となるために、調査・研究成果を大学の教育・経営に活用していくこと。もう一つは、Z世代、α世代のインサイトを明確にし、若者の将来の目指す姿・思考の研究から東北の未来を形成する上でのヒントや実情を分析・発信し、地元産業界に対して今後台頭する世代の消費動向への早期理解をサポートし、企業経営・事業承継などに活用いただきます。

※「Z世代」とは、1990年代後半から2010年の間に生まれた世代。「α世代」は、2010年代序盤から2020年代中盤にかけて生まれた世代。

研究所のメンバー

所長にはデザイン工学部の関良樹教授が、副所長には同じく緑川岳志教授が就任します。両教員ともシリアルアントレプレナー(連続起業家)です。
また、研究所の事業構想、教育プログラム開発等を支援する「フェロー(学外専門家)」に、渋谷昭範氏(株式会社リクルート所属)、堤達生氏(ベンチャーキャピタルファンドSTRIVE代表パートナー)、早坂昌彦氏(東北大学特任教授、スタートアップ事業化センター副センター長)が就任します。

つきましては、研究所設立の報道関係者向け会見を7月31日(水)に開催します。本件を多くの方に知っていただきたく、取材広報のお願いを申し上げます。

【参考】東北芸術工科大学イノベーション&コミュニケーション研究所関係者

関良樹(せき・よしき)

関良樹(せき・よしき)

総合広告代理店にてコミュニケーション戦略、メディア戦略、デジタル戦略などの担務から統合コミュニケーションDivisionの責任者を経て、ITデジタルベンチャー、Creativeブティックを設立、その後、外資系コンサルティングファームにてExecutive Directorとして多くのBtoB、BtoCクライアントの中期経営計画策定、新規事業戦略策定、デジタルトランスフォーメーション支援、CRM戦略プロジェクトなどを歴任。仏Cannes Lions 日本人審査員 2009,2013.

緑川 岳志(みどりかわ・たけし)

緑川 岳志(みどりかわ・たけし)

東北芸術工科大学イノベーション&コミュニケーション研究所副所長
東北芸術工科大学 デザイン工学部教授

大学卒業後、株式会社リクルートに就職。営業、企画、新規事業の事業責任者を歴任。その後、毎日新聞社に転職し、地域医療と地域コミュニティ活性化を担う株式会社毎日新聞ローカルを設立し、代表取締役社長に就任。5年間の実務を経て退職し、地域を軸にしたマーケティング事業会社として株式会社ミトコンドリアを設立し、代表取締役に就任。医療領域でネットを活用したセカンドオピニオン事業を手掛けたほか、江崎グリコ、NTTドコモ、CCCマーケティング、トヨタ自動車、日本ゼオンといった事業者の新規事業開発案件やマーケティング事業に従事。

渋谷昭範(しぶや・あきのり)

渋谷昭範(しぶや・あきのり)

株式会社リクルート所属、個人事業主

大学卒業後の1997年、NTT持株会社の研究所に入社。ベンチャーを経て、2005年にリクルートに入社。WEBマーケを担当後、2010年に上海の現地子会社に赴任。その後、シリコンバレーとインドでベンチャー投資に従事。2014年にソフトバンクに転職し、事業開発を担当。ベンチャー企業を経て、2017年にリクルートに再入社し、ベルリンの子会社のCMOとして赴任。2018年に東京に帰国し、リクルートの新規事業提案制度「Ring」の企画・運営責任者に就任。2024年からグローバル企画。リクルート時代にNew-RINGに入賞、ソフトバンク時代にイノベンチャー最優秀賞を受賞。「高校生Ring」の発案者。

堤達生(つつみ・たつお)

堤達生(つつみ・たつお)

ベンチャーキャピタルファンドSTRIVE代表パートナー

1996年慶応義塾大学文学部哲学科卒。1998年慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科 修士号取得。1998年より三和総合研究所経営コンサルティング部所属。2001年からグローバルブレイン株式会社にてベンチャーキャピタル業務に従事し、2004年より株式会社サイバーエージェントにて金融事業の立ち上げを行う。主にFX事業の立ち上げ、ベンチャーキャピタル事業の立ち上げ、事業責任者として同事業の拡大に従事した。2006年より株式会社リクルートにて、新規事業開発に従事し、産学連携で設立したソーシャルメディアマーケティング会社の設立・運営、EC、デジタルコンテンツ、アドテクノロジー領域の新規事業企画、また米国にて、RECRUIT STRATEGIC PARTNERSを設立し、米国企業とのアライアンス による日本での事業開発を推進。並行して、投資子会社、リクルートインキュベーションパートナーズの代表取締役として20億円の資金を運用。2011年よりグリー株式会社にて、CVCであるグリーベンチャーズの設立・運用責任者として20億円の資金運用を行った。2014年からは、ベンチャーキャピタルファンドSTRIVEを設立。3本のファンドを設立し、合計240億円の資金を運用している。 2023年Forbes誌が選ぶ「最も影響力のある投資家ランキング」2位に選出。

早坂 昌彦(はやさか・まさひこ)

早坂 昌彦(はやさか・まさひこ)

国立大学法人東北大学 特任教授
スタートアップ事業化センター 副センター長

経済産業省からビジネスの道を志してキャリアチェンジ。イギリスでMBAを取得後、情報系のJASDAQ上場企業にて会長秘書を務めながら、新規事業を担当。その後、ビジネスコンサルティング会社の戦略コンサルタントを経てアニメーションのスタートアップで海外事業を展開。エイチ・アイ・エス代表取締役会長の澤田秀雄氏のもと、着任した長崎県のテーマパーク「ハウステンボス」では、ロボットが運営する『変なホテル』の企画・開業責任者を務める。長崎国際大学国際観光学科の准教授を経て、JR東日本事業創造本部にて新規事業に携わった後、東北大学特任教授に就任。「アントレプレナーシップ」に関連する講義等を担当し現在に至る。

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